hideya's GamePlay Log

ゲームの感想とかを書きます。

令和の世にガリウスの迷宮を遊んだので感想とか

なぜガリウス?

La-mulanaのファンだから。
あと、より直球なリスペクト作である迷宮城ハイドラ(ダウンロード停止中)も遊んだことある。

プレイ環境

プロジェクトEGGより購入&プレイ。
プレイはパッドは使わずにキーボードで。
ステートセーブはなるべく使わないようにしたが、所々で少し手を出した。
マッピング用の画像加工ソフトとして、スクリーンショット機能、Ralpha(画像のリサイズやトリミング)、azPainter(画像の配置や文字入れ)を使用。

事前知識

  • 前述の類似作品のプレイ経験
  • オフィシャルの説明書(pdf)
  • castleとworldのBGMは好きでよく聴いてた
  • あとなぜかumbrellaは知ってた

大まかな感想

総合的に言うと、十分楽しめた。
特にcastleの探索が楽しかった。world攻略も、world用アイテムの回収によって探索感/進捗感があって、探索するゲームであるというコンセプトにブレが無いと思った。
一方で、時折ある謎解き的な要素に感じてはだいぶプレイヤーを突き放しており、ヒント/誘導不足だと思った。
アクションゲーム的な難易度は概ねいい感じだが、終盤で急に(不快/ストレスフルな方向で)シビアになった印象がある。

以下、体験談や思ったことを細かく書く欄(ネタバレあり)

大まかな攻略の流れ

  • 説明書に従って、world 1に入る前にグレートキー、ARROW、天使の輪、ベル、虫メガネを探す。
    • 弾薬などは早々にコツコツ貯め始めた。
  • world 2のボスが倒せず、解決策を探す兼気晴らしでcastleの探索が8-9割がた終わる。
  • world 2-9を攻略。
    • 途中のどっかで、取れてなかった羽根とバイブルを回収。法衣もたまたま気づいて回収。
  • world 10の入り口を探しがてら、castleの可能な限り全部屋で敵を全滅させる作業。
    • サーベル、ロウソク、鎧(保護色で見逃してた)を回収。
  • world 10の入り口が見つからなかったので攻略情報を解禁。十字架を回収。
  • world 10を終わらせてgg。

攻略で困った箇所

  • 虫メガネが2時間/65画面分くらい見つからなくて、なかなかworld 1攻略に進めなかった。
    • 体力低いのがつらかったので早くworld攻略したい気持ちはあったのだが。
  • world 2ボスの弱点に気づけなくて、必要な特殊武器を持っていないのだと思ってこの時点でcastle探索を8-9割進めてしまった。
    • 破壊可能弾が多くてボス本体まで中々届かなかったのと、弱点小さくて当たってなかったのと、まだ初めたてだから効いてるヒット音が分からなかったのと。
    • 破壊可能弾が多くてS.ARROWが相性良いので、効いてほしかった。
  • world 4で全滅させるべき敵がいる部屋とそれによって道が開ける部屋が別々になるケースが出てきて、気づくのに時間がかかった。
    • せめて敵全滅によって何かのフラグが立ったことを知らせる効果音が欲しかった。要するにLa-mulanaのほら貝なのだが。
  • world 5について。
    • ロウソクが無いと床が見えないところは見えないまま突破した。ロウソクはworld 9が終わった後で取った。
    • しばらく停止すると足場が現れる場所は、ヒント部屋とか用意するべきだったと思う。私は偶然気づいたけど。
      • 停止すべき範囲がそこそこ狭いのも辛い。
    • オールが無いと取った後戻れなくなる聖水は、「もーそんなことさせないでよー」と思いながらオール無しで取ったあとセーブ部屋にワープして再度world入った。
      • すでに「袋小路に入ると、動く壁の敵が出てきて塞がれ、ほぼ倒せないのでワープで逃げるしかなくなる」という体験をしていたので。
      • オールを取っても役立つのがそれくらいしか無いというのはちょっと勿体無い感が。クリアに必須でないというユルさは別にいいと思うけど。
  • 男子/女子禁制worldはどちらも既にアイテムを持っていたので気づかなかった。
  • world 8も絨毯取らずにクリアした。オールと同じ感想。
    • 法衣は偶然持ってた。castleでも敵全滅がトリガーになりうるというのは中々気づかなかった。
  • world 9でアクションゲーム的な難易度が急に上がった。
    • 溶岩地帯で落ちるとワープしてやり直すしかない、というのはだいぶストレスだった。羽根を取れてなかったらここでステートセーブ解禁していたと思う。
    • 雷雲が倒せない上に攻撃避けにくい上にダメージ量も多かったので、ちょっとやりすぎ。
      • この辺りになると壺無しでも敵の経験値が多くなってくるので、回復がけっこう発動して意外となんとかなるというのはあるが。
  • world 10の入り口を探すためにcastleを再度全部屋回ったが、それでも見つからなくて困った。ここで諦めて攻略情報を見た。
    • world 10の入り口についてDEMETERがなんか言ってたけど、あの内容で場所がランダムに変わるというのは分からん。
  • world 10も溶岩地帯でリトライ必須な内容のくせに、羽根ワープができない(よね?)のでリトライが非常に面倒だったので、ここで大々的にステートセーブを解禁した。
    • ステートセーブはこれ以前では、castle右上の辺りで足場に乗るのにタイミング等がシビアなくせにリトライが時間かかって面倒だったので、そことかで使った。
      • なぜかこの部屋だけ画面上部へのジャンプで画面切り替えが起こるので、画面切り替えで足場の位置がリセットされて乗れずに落ちるという事故が発生してイラり。
    • ラスボスは耐久力がやたら高いくせに、早い段階で攻撃しなくなるので、虚しい戦いだった。
  • 十字架について。
    • 無いとラスボスに攻撃通らないのは説明不足。ヒント必要案件。
    • 十字架がある隠し部屋に入るために、castleの壁を壊して、さらに壁の中の隠し通路に入るという2つの前例無い工程が必要になるのは流石に気づけんと思う。
      • それまでもcastleの壁はだいたいつついていたけど、あの場所はリトライしにくすぎてやりたくなかった。これもステートセーブ案件。
      • いちおう何かありそうな意味深な場所ではあるけど、壁の中に岩(お金)があるのでそれで終わりと勘違いしうる。した。
      • 十字架の部屋だけcastleマップの左右対称性が壊れているというのも中々気づかせにくい。
      • これらを持ってして「特別なアイテムである」という感じが出ているのは、まぁそうではあるが...得ている物と失っている物のバランスは釣り合ってないと私は思う。
  • ヒント部屋という存在はあったけど、もっと活用すべき箇所が結構あったように思う。

他いろいろ

  • スクリーンショットが使えるので、パスワード記録が楽かつ確実だったのは助かった。パスワード入力もキーボード入力なため、カーソル式より数倍楽。
    • 0(ゼロ)とO(オー)が見分けづらいのだけは勘弁。
    • 間違えたパスワードが通ってしまって、知らないアイテム持った状態になるのは1回やった。
  • プレイ開始から少しして、castleの地図を記憶だけでなんとかするのは無理だと思ったためマッピングを始めた。
    • 元からメモ等を取りながらゲーム攻略をするのは(たまにやる分には)好きだったので、面倒ではあるがそれなりに楽しい作業感であった。
    • とはいえやっぱりゲーム内にマップ機能は欲しい。worldは(さほど広くない上に)マップあるのでマッピングせずに済んだ。
    • 迷宮城ハイドラもマップ機能無かったと思うが、これはマッピングせずにクリアした記憶がある。若さだろうか...
  • castleの岩から手に入る弾薬がアイテム1つで50発と多く、パスワード再開で復活するので何度も取り放題ということから、特殊武器はじゃぶじゃぶ使っていけという意図を感じ取ることができた。
  • お金や鍵も同様なので序盤からコツコツ貯めていき、結果として後半ではだいぶ余った。とはいえ雑に復活が使えるようになるので全くの無駄でもないのが良い。
  • 特殊武器のバリエーションとしては、矢とファイアがマイナーチェンジで2枠ずつ使っている割に上方向への攻撃が無かったりでちょっとバランスに偏りがあると思う。
    • スタンダードゆえの汎用性から、素のARROWが覇権であった。弾速早くて連射しやすいのも強い。貫通のS.ARROWはコウモリ相手にたまに使う程度。
    • ファイア系は局面を選ぶので、1発で2ダメージ入ってもよかったと思う。地雷の効果時間と多段ヒットによる威力はたまに使いでがあって良い。
  • 虫メガネでボス召喚呪文を探すシステムはイマイチ煮詰められていない印象。
    • キーボードでタイプするという操作が挟まること自体は、特別感があってちょいワクワクする感じがあって良いと思う。
    • いちいち虫メガネに装備を変えるのが面倒。特殊武器枠でなく、↓入力とかで調べられるようにしてほしかった。
    • 正解の石碑は1つだけで、他は全てハズレで徒労なのが悲しい。
      • world中盤までの石碑はどうせハズレだろうというのは早めに察せられてしまう(が、調べないわけにもいかない気がする)ので、なおさら徒労感。
      • それぞれの石碑にいろんなヒントがあって、それらの情報から正解の文字列を推測していくとかにすればどうか...というのはLa-mulanaに引っ張られすぎか?
  • 巷の攻略情報を見てるとポポロンの方が優れている(ので優先して体力増やすべき)という意見が多いのだけど、自分は特別そうだとも思わなかったので均等に伸ばしていた。
    • 主たる理由がジャンプ力の調整が効く部分なのだけれど、それが求められる箇所もあまり無いように感じていた。world 9, 10くらいでは。
    • メイン攻撃が弱くて特殊武器をどんどん使っていくバランスのため、(アイテムで差は埋まっていくとはいえ)特殊武器がやや得意なアフロディーテが良い箇所も割とあると思う。特にボスとか。
    • ジャンプの最大高さがわずかに違うのは中々気づかなかった。それが必要になるのはcastleの羽根がある部屋に入る時くらいだけど。
      • まぁその部屋で「(アフロディーテで)届かんやんけ! 行けんのやな!」ってなってしばらく後回しにしていたのだが。
  • 何気に敵キャラのバリエーションがそこそこ多くてえらいと思う。
  • パワーアップアイテムについて。
    • 取らずにクリアしたのは短剣、壺、オール、絨毯。あと十字架も自力では取れなかった。
      • 事前知識でumbrellaは知ってたが、使うことはできなかった。
      • 短剣と壺に関しては、情報誌とか無いと無理やろという気持ち。
    • 説明書のアイテム説明文、ところどころ適当すぎでは???(レトロ感にクラクラ)
    • 王冠いらなすぎワロタ。
    • world *まで進めてないと取れないアイテムとかひどいと思う。サーベルはたまたま取れたけど。
    • ステートセーブは使わずにパスワードをこまめに使っていたため、バイブルの使用制限に引っかからずにすんで異常に便利だった。

最後に

game-creators.camp

大賞が楢村氏によるガリウスの迷宮リメイクということで、当然商品化されるものと思っています。期待しています。